熱よ醒めないで
## 01



「ん……ぁっ………!!」


狭いアパートに響くのは、乱れた息と淫らな水音。

俺の先走りなのか、ヤツの唾液なのか―――そろそろワケ分かんなくなってきてる。


「………黒木」


さっきまで遠かった顔が数センチの距離まで近くなる。

口唇が触れると同時に舌を絡めさせられる。


それでも指は入れたままで、俺の中をかき回す。



俺はキスが好きだった。知ってか知らずかヤツはたくさんキスをくれる。

念入りに───何度も角度を変えて───



「…ん……はっ……!」



俺も精一杯舌で応えるが、心地好いリズムと感覚に、思考が飛ばされそうになる。





その瞬間、味わった事の無い感覚に一気に血の気が引いた。



「…ッ!ちょっ!ちょま、トガ!やや、やっぱタンマ!!」

「………ハ?」

あからさまに不機嫌そうに俺を見るトガ。



いや、分かってる。分かってるって!

雰囲気台無しにしちまってるって事も、トガが呆れちまってるって事も、誘ったのは俺だって事も…。



分かってるからそう睨むなって。

でもやっぱ、いざとなったら…恐ェじゃん?



優しくするっつって言われても―――



何回イイキスくれたとしても―――



トガは違くても俺はハジメテなんだぜ?

処女なのはアタリマエ、加えて俺は童貞でもあって。



恐ェモンは恐ェんだよ!



「…止めとくか?」

ため息混じりにトガが言う。

「いや、ちげーって!」

俺はベッドから起き上がって、服を着ようとしているトガを必死に止める。



「きょ、今日こそは…ヤるって覚悟決めてんだ!……だから!」

「………」



無言でこっちを見つめるトガ。けど、目では無理すんなって言ってる。

そうやって今回も俺のワガママを文句一つ言わず聞き入れてくれるトガ。

でも、ため息とか出ちまってるあたり、やっぱかなり我慢しまくってんだなと思う。





興味はある。つーか、むしろヤりたくてしかたがねぇ。



その証拠に、俺の分身は膨張しきってだらしねー汁を垂らしまくってる。



「ここまでシといてストップっつーのは…いくらなんでもありえねーだろ?トガ?」

「黒木…」

「や、だから、強がってなんかねーっての!」

「あのな…」



トガは意外と頑固だ。

こうなっちまったら、俺が何を言っても聞いてくれないのも知ってる。



だから俺は───



恥ずかしいとか思うより止められるのがイヤで、トガのモノに触れてやる。



「っ!くろ…っ!」



トガは少しビビッたみたいで。



「…な?…頼むから……続けてくれ…」

苦悶の表情を浮かべた後、トガは俺を再びベッドに押し付けた。





「…もう止めねぇぞ」



トガの目が本気だった───俺は覚悟を決め、頷く代わりに静かに瞳を閉じた───










「っっ!…はっ…トガっ!……いてぇっ…!」


「くっ…黒木……ちょっと力抜け」



十分過ぎる程指で慣らしたはずなのに、俺のソコは容易にはトガを受け入れない。

俺のよりも大きくて太ェトガのソレは、入口付近からほとんど進んでねぇのが分かる。



「クソッ…もっと力抜けって…」


「い…イテェイテェ!トガッ!!」



俺が涙を滲ませ必死に訴えるのに、トガは遠慮ナシに腰を進めてくる。



「だから!イテェよ!トガってば!!…痔になる!!」


あまりの痛さに耐え切れず、俺はトガの頭や背中をバシバシ叩く。
でも、トガは止めてくれそうにもねぇ。


「ハッ…そりゃスマン…でも…もう我慢できねーんだわ、俺」


「はぁあ?…マジ?…んっ!!」



トガらしくねーセリフを聞いてポカンとしてたら、俺の厚い口唇がトガの薄い口唇で塞がれた。

下半身とは正反対の心地好い感覚。



やべぇ…コイツ…俺がキスに弱ぇの知ってんだ───



ヌチヌチと音を立ててたソコは、気が付けばもう、トガのソレをほとんど呑みこんでいた。



「っ…ふぅ…うし、いいか?」


「はぁっ…はぁ………っ!ぉぅょ…」



心の準備なんて、もうきっとさせてくれねーだろう。

俺の返事を聞くとすぐにトガがゆっくりと動き出した。





「……っつ……トガァ!……」


「っ……何……?……クッ……!」


「……っなあ!!……マジ、これって……ヨく……なんのかよっ!……っ……」



さっきから全然変わってねー痛み。むしろ、痛くなってる気もする。

俺、そろそろマジで絶えられそうにねーんすけど。



「……ン……さぁ……なっ!!」



トガは苦笑したかと思うと、俺の顔の横にあった右手をずらした。



その手で俺の中心にあるモノがそっと包み込まれる。



「アァッ!……っはぁっ……トッ!!…んああっ…」



俺の表情を伺いながら、上下に動かし始めるトガ。

たまんねぇ快感に、思わず俺の口から女みてぇなイヤらしい声が漏れる。





後ろ側の激しい痛みに絶えながら───





前側を扱くトガのイヤらしい手つきによる快感に悶えながら───





マジで俺の身体はどうにかなっちまいそうで───





必死にトガの首に腕を回し助けを求める───





「…っ…はっ…トガ…っ!や…やべぇ……っ…もっ…」


「っ…ん?………イクか?」



そう言ってトガは、手と腰の動きを速くして。



やべぇ…ただでさえ俺…早ぇのに…コレは…クる!!





「っはっ!はっ!…ガッ!トガァッ!………んんぁぁあああっ!!!──────」





俺はシーツをギュッとつかんだまま───溜まってたモンを吐き出した───





「…っ!黒木っ!ワリ…っ!も少し我慢してろっ!」


「…はぁ…はぁあ?…っぅうっ!!…ちょっ!…まっっ!!…あっ!!」



ボーっとしてた俺に一言謝罪してすぐ、トガは腰を速めだした。



繋がったままになってた俺ら。もう、痛みなんかは快感で掻き消されていて───



「っトガ!!…無理っ!!…っぁあ!!」



さっきよりも速く動くトガ。俺の口からは悦びの声しか漏れねぇ。




ナンカキモチイイ───





突き上げられ、キスをされ、乱れた呼吸は整う訳も無く、ただ快感に身を委ねる。





「…ハッ!…ハッ!…ッ!…出すぞっっ!!」


「…っはあっ!っトガぁっっ!!!」


「…くっっっっ!!!──────」



俺の中でドクドクなってるトガを感じながら、俺はトガを強く抱きしめて、トガの欲望全部を受け止めた。










「っ!!マ・ジ・で・スマン!!黒木っ!!」


パンツ一丁でベッドの上で正座してるトガが、両手を顔の前に合わせてなんか必死に謝ってる。


「はぁああ?何でトガが謝んのー?」


シャツを着ながら、トガの謝ってる理由がマジ分かんなくって聞く。



つーか、べたべたくっ付いたりして誘ったの俺だし、なのにイテェイテェわめき散らして結局ヨくて一人で先にイってるし。



むしろ、謝んのは俺じゃねー?



そんなことを考えてると、トガがボソボソと口を開いた。


「いや…止めらんねーで…しかも…中出し…」


「中出…?……ああーっ!!」



トガに言われてハッと気付く。そういや、後処理しねーとマズイんだっけ?

急いで俺はパンツごとズボンを脱いだ。



「ゲッ!ありえねーー」

「うっわ…」



案の定、俺のパンツは色んなモンでぐっしょり。トガは片目をつむって申し訳なさそうに俺を見る。



ここは俺んちじゃなくて、トガんちで───



しょーがねーからパンツを洗濯してもらって、代わりにトガのを借りた。

だから今日は、トガんちにお泊まり。





───俺らの夜はまだまだコレカラ───

ごっそさん!あー楽しかった(笑)
てか、まあ、ヤってるだけやん…みたいな…つか…それが書きたかっただけ…っつーか( ;^^)ヘ..
余裕そうに見えて実は余裕じゃないトガが好きだvv
セナは天然誘い受け、黒木は誘い受け確信犯っつーのが好きvv

えー、調子こいて…続きます((((((((^^;
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