「キス」 の続き



知りたいですか ―――?






謎解き

〜キスの続き〜




新一はフワフワした気分で寝返りを打とうとしてそれが適わないことにゆっくりと目を開けた。


「…ん……?」


目の前に誰かいることに、新一はまだ覚めやらぬ意識で誰だろうと思う。

そして、どうして自分は今裸なのだろうかと考え、はたと昨日のことを思い出した。

寝返りが打てないのは平次に抱きしめられたまま眠っていたからである。



覚醒と共にカァァと顔に血が集まってくる。



ドキドキする音に気付かれないかと目の前にいる平次を見ればまだ眠っているようでホッと胸を撫で下ろす。

新一は薄暗い部屋の中を見て明け方なのだろうと推理した。







昨日……。







昨日は、本当にイロイロあった。







平次のことが好きなんだという事実を、平次によって気付かされ。



そしてそのままキスの続きを教えてやるという言葉通り、新一は平次に抱かれた。




もちろん、何も抵抗がなかったと言えばそれは嘘になる。






本当は不安だった。






男同士なのに、自分は平次を受け入れられるのだろうか。










平次は……本当に自分を抱きたいと思ってくれるのだろうか。










もしも最中に「やっぱり無理」などと言われてしまったら立ち直れないと内心ビクビクしていた。











…して、いたのだけれど……。











けれど、あっさりと。

















本当に、自分でも驚くほどごく自然に平次を受け入れることができた。













平次も冷めるどころか行為を進めていくうちにどんどん熱くなってきて ―――。
















 


















熱を持った自身に指を絡められてキュッと力を入れて抜かれるだけで頭が快感で真っ白になる。


けれどどうにかして理性を保とうと新一は熱を解放させようとする平次の動きにフルフルと首を振った。



「っ…や、むりっ…あぁっ…」



これ以上は、本当に無理だと思った。

恥ずかしいけれど本当は気持ちがいい。でもそれを知られるのが嫌で。

初めて体感する複雑な気持ちでグルグルする。



懇願するように平次に涙で潤んだ瞳を向けるとすぐさま濃厚なキスが降ってきた。



「ぅんんっ…ふっ……」



乱暴に口の中を掻き回され息をつく暇もないほどのキス。



最後に軽く新一の舌を甘噛みされゆっくりと離れたときには新一の思考などどこかへ飛んでしまっていた。



「…こっちの、セリフやで…」


「っ…ぇ…?」



キスだけで息を切らしている新一は、平次が呟いた言葉を上手く聞き取れなくて焦点の合わない目で見上げる。


すると切羽詰った平次の瞳と視線が絡み合った。



「…止めてやるなんて無理や……止まらへんわ…」



その燃えるような瞳に新一は一瞬呼吸を忘れた。




そんな新一にふっと笑みを浮かべると平次は小さく唇にキスを落として動きを再開していった。


が、さすがに「我慢せんでええよ…出してまえや…」と言われて平次の手のひらに吐精してしまった時は恥ずかしさで死ぬかと思った。



その吐き出したもので濡れた指を新一の後孔へ埋め込まれる。


最初は1本だったのが、すぐに2本に増やされて入り口を広げられる。



平次だって男は初めてなはずなのに、新一のいいトコロを探り当てるのに時間はかからなかった。


後ろに埋め込まれた平次の指がある一点を掠る度に信じられないくらいの快感が身体を駆け巡る。




「ひっ…ああぁっ…」


「…ココ、ええんか…?」



新一の身体が快感で仰け反った場所を平次は何度も指で突き、擦り上げてくる。


おかしくなるほどの快感に、新一は必死に平次にしがみ付いた。



平次の「無理」という言葉は本当だったようで、新一は考える暇もないほど平次の愛撫に翻弄されていく。









「…も、アカン……挿れんで…」


「っ…ん……」



新一はコクリと涙目ながらに頷くと秘部に熱い平次のものが当てられて頬を朱に染めながら来るだろう痛みに瞳を閉じた。

しかし、行為は性急だったものの、新一は挿入されてもそんなに痛みを感じなかった。

平次が時間をかけて秘部を溶かしてくれたからだろう。


自分も余裕がないという切羽詰った表情をしながらも、一番に新一の身体のことを考えてくれる平次が愛しくて。





「…っと、り……好…きだっ…」


「っ!」




平次から視線を逸らさず微笑んでそう言うと平次が息を呑んで一瞬動きを止めた。


それと同時に自分の内に収まっている平次の質量がぐっと増し、新一の敏感な部分を刷り上げる。



「んぁっ!!…っと、りっ…」


「っ…ホンマっ、可愛ぇわ…可愛すぎやでっ…工藤っ…」



小さく腰を引いたと思ったらすぐに突き立てられて。


新一に痛みがないと知ると平次の腰の動きが大胆になっていく。





新一はもう声を殺すことなんかままならなくなっている。





一体、自分のどこからこんな声が出るのだろうかと本気で思った。





けれど押し寄せてくる快感に思考を奪われる。






「っく、ど……っ絡みついてきとんの、分かるか…?……めっちゃ、気持ちええ…」





直接的な言葉を吐く平次に新一は一瞬にして顔を真っ赤に染めた。



「ぁっ…バ、ロ…あぁっ…や、あっ…」



何とか言い返そうとするのだが平次が腰を回すと先端が奥を刺激して嬌声しか上がらない。


その間も責められ続けている自分の熱も解放して欲しいと涙を零していた。



「くっ……ちょお、んなに締めんな、や…?」


「っ知ら、ねっよ……あ、あぁ、んっ」



もとより、自分で考えてそうしているわけではないのだから。


平次もギリギリのところなのだろう、快感に耐えるように眉間に皺を寄せている。





その顔が、とても…














「…エロいな、工藤…?」


「っ!!」



ふっと笑みを浮かべてそう言われ、新一は恥ずかしさに唇をかみ締めて平次を睨み上げる。



―― それこそ、こっちのセリフだ!!



心の中でそう叫んでみるものの、やはり口からは甘い喘ぎ声しか上がらない。



「あぁっ、ん…ふっ……あ、あぁぁっ」



揺さぶられ、掻き回され、新一の限界はもうすぐソコまで来ていた。


それに気付いたのか、平次はチュっと新一の額にキスを落とす。



「っちょお、我慢せぇよ?…俺も、限界やで…」


「っえ……?」



言葉の意味を理解するより前に、平次が新一の腰を掴むと先ほどとは比べものにならないほど激しく揺さぶってきた。



「ああぁぁっ…はっ…あ、あぁっ」



足を開かされ身体を曲げさせられて上から平次のモノで貫かれる。

その激しさに、先ほどまでは平次がいかに加減してくれていたか覗える。


ガクガクと揺さぶられ、中心を抜かれると新一も限界に達した。



「あっ…イ、くっ…もっああっ」


「っ…ええ、でっ…俺もっ…くっ…」












瞬間、目の前が真っ白になった。










「あ、ああああぁぁっ!!」



「っく、どうっ…!!」





新一が熱を解放するのと同時に、新一の内にいる平次が弾けるのが分かった。























熱を放った心地よいダルさに包まれながら、抱きしめてくれる平次を見ると平次と視線が合い、微笑んでくれる。



「めっちゃ、よかったで…好きや、工藤…」


「…ん……」



平次の笑顔につられるように微笑むと軽いキスが降ってきた。






そのまま少しの間バードキスを楽しんでいたのだが、自然と口付けは深くなっていく。


平次の手も再び新一の素肌の感触を確かめるように動いている。


平次に触られるのは気持ち良いのでそのまま許していたのだが、胸の突起を撫でられると新一はビクッと身体を揺らして口付けを解いた。



「っんっ…服部っ…何、してんだよっ…」


「ん〜?工藤を触っとんのやけど…?」



いけしゃあしゃあとそんなことを言ってのける平次を睨み上げる。



「そ、じゃなくてっ…おまっ…手っ!」



一生懸命平次の手を離そうと両手で胸を押しても全然びくともしない。

どころか、胸の突起をぐりっと押しつぶすように愛撫されると、新一の身体にもまた熱が戻ってきた。



「ええやん…な、もっかい、しよぉで?」


「んんっ…嘘、っだ、ろ…」


「嘘ちゃうよ…ホラ…」



もう復活して熱を持った平次自身を新一の入り口にぐっと突き付けられると、新一は目を見開いた。

先ほど放ったばかりだというのに、平次のモノはすでに固くなっている。



「な?…まだ全然足りひんわ…」



そうして再び平次によって高められた熱に翻弄されたのだ。










しかも、一度目とは違い、二度目は新一に快感を教えるようなねちっこい動きで。

ワザと焦らして新一に「欲しいか?」と聞いて「欲しい」とか「挿れてくれ」などと言わせたり、思い出すだけで顔から火を噴きそうだ。





それどころか、更にその後もう一回してしまって。





もう体力も何もかも底をついたところで、ようやく平次は新一を解放してくれたのだった。









今日が土曜日で本当に良かったと思う。



―― 絶対ぇ、腰、立たねぇし…



あそこまでキスの続きを教えてくれなくても、と平次を少々恨む。


しかし、隣で眠る平次を見ていると、何だか暖かい気持ちになってきて。

ふっと笑みを浮かべると、チュッと平次の唇にキスを送った。


と、その瞬間、もぞっと平次が動いたかと思うとぎゅっと抱きしめられてしまった。



「っ!?なっ、起きてたのかよっ!?」



ぎゅーっと抱きしめてくる平次に今更ながら自分のしたことに恥ずかしさを覚える。



「ん〜、ちょっと前からやけどな…何や、えらい可愛ぇことするやん?」



ニッと平次が笑ったかと思うと視界が反転して、ベッドに仰向けに寝かされていた。



「…え…?…は、服部…?」



自分の嫌な予感に、恐る恐る平次の名前を呼ぶが、平次はニッコリと憎めない笑みを浮かべる。



「工藤に誘われるなんや、めっちゃ嬉しいわ。気持ちよぉしたるな」


「だっ、誰が誘って…って、服部っ!」



どうして軽いキス一つで誘っていることになるのか、是非とも教えて欲しいものである。


が、平次はもうとっくにソノ気になっているようで、新一への愛撫を開始している。



―― もう絶対ぇキスしてやんねぇ!!



そんなことを心に決めながら、愛しい人との行為に新一は溺れて行くのだった。














〜 fin 〜
書いてしまいました、エロっ!!(笑)
エロ書くのってむつかしいですよね、ホントιι
でも、楽しかったです〜vv
こういうのって、慣れですよねvv頑張ります〜vv
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