眠れぬ夜は 君の所為 ――



Deep Love

act 20




―― …眠〜っ…


平次は大きな欠伸をするとソファに寄り掛かって天井を眺めた。

やはり全然眠れなかった平次は新一が寝てしまったのを確認してから、リビングに降りてきていた。

もうすっかり外は明るい。淹れたてのコーヒーが注がれたコップをテーブルから持ち上げるとコクリと一口飲み下す。

時計を見て針が7時を回ったことを確認すると、平次は新一を起こすべく寝室に向かった。




「工藤、起きとるか?」


一応ノックをしてから寝室に入ると布団に丸まった新一が目に入る。

起きているかと言ったものの、新一が自分で起きていたためしがないことも平次は知っている。


「工藤、朝やで?」

「ん〜?」


平次の声が聞こえたのか寝起きの声で小さく唸ってもぞもぞと動くが、そのまま動きが止まった。


「コラコラ、寝んなや?早よ起きな遅刻してまうで」


シャッとカーテンを開けると眩しい日の光に、部屋の中がサッと明るくなる。

今日もいい天気になりそうだと思うが、徹夜の平次にはこの光が少しキツくもある。


「…ん……はっとり〜」


ちゃんと起きていないことが丸分かりな声で呼ばれ、平次は苦笑しつつ返事をした。


「何や?」

「…起こして〜」

「は?」


まだ寝ぼけているのだろう、覚醒していない声でそう言うと、布団から手を出して空をさ迷うようにヒラヒラさせている。

どうやら新一の腕を引いて起き上がらせろという意味らしい。

一瞬何事かと驚いたが、意味が解ると思わずプッと噴出して笑ってしまった。


新一は傍にいろと言ってから、少しだけ平次に甘えてくるようになった。

それが嬉しくて嬉しくて…そんな新一が可愛くて堪らない。


「ったく、しゃーないな?ホレ」


言われたとおりに腕を掴み肩に手を掛けてゆっくりと起こしてやる。

上体を起こしてやったにも関わらず、まだ目を開けていない新一にクスクスと笑う。


「工藤、起こしたで?目、開けぇや?」

「…ん゛〜〜…」


眠そうに眉を顰める新一を見て笑っていた平次だが、すぐ近くに新一がいる事実に気付いてピタリと動きを止めた。


「…く、どう…」


ヤバイと思った。


新一に起こせといわれたから何も考えずに起こしてやったが、この近さはマズイ。しかもここはベッド。


手が。勝手に動いてしまう。



「……くどう…」



そっと新一の頬に手を掛け、存在を確かめるように撫ぜる。


「…ん…?」


それでも新一はまだ目を閉じて眠そうにしている。その隙にすばやく新一の髪に軽いキスを落とした。


身体が、熱くて堪らない。


せっかく起こしたというのに、平次は新一の肩に手を掛けるとそっとベッドへ押し倒した。


サラ、と新一の前髪を掻き分けて額に一瞬だけのキスをする。


新一の頭の両脇に手を付くと上から愛しい存在を見下ろす。


そしてゆっくりと手を動かして首筋に、触れた。


そのまま、ツ…、と指でなぞる様に鎖骨に手を滑らせて肌の感触を楽しむ。


けれどすぐにそれだけでは足りなくなって、留められた第2ボタンに手を掛けた。





瞬間。





パチッと新一の目が開かれた。



「…っ!!??…はっと、り…?」



平次はギクッとしてようやく我に返ると同時にサーッと血の気が引いていくのを感じた。

とりあえず慌てた素振りをみせたら新一はおかしく思ってしまうと瞬時に判断するといつも通りを努める。


「…お…きた、か…?」


できるだけ冷静な声を出してみるが、今の体勢ではあまりにも普通を装うのが難しかった。

が、新一も起きぬけで混乱しているのか目をパチパチさせている。


「…あ、あぁ…」


くしゃ、と新一の髪を撫でると新一の上から降りてふっと笑みを浮かべた。


「朝メシ出来とるで。早よ降りて来いや?」

「あ…うん…」






そういい残して平次が部屋から出た瞬間、新一は止めていた息を大きく吐いた。


―― …っ…びっ、くりしたっ…!!


起きぬけにあんな至近距離で平次を見てしまって、自分の鼓動が荒れ狂ったようにドキドキしているのが分かる。


眠っているとき、すごくいい気分だった。


頭は夢の中にいたのに、暖かい何かに優しく触れられているということが解って。


何故か、とても、嬉しくて。


とてもとても、幸せだと思って。


このまま眠ってしまいたいけれど、その暖かい何かの正体を見ようと思って目を開けたら平次が居た。


顔も、見なくても分かるほど、熱い。

平次は変に思わなかっただろうかと考えるけれど、普通だったよなと平次の態度を思い返し、無理やり自己完結をする。

そして火照った顔をどうにかするために洗面所に向かった。






―― …め…っちゃ、ヤバかったで…今…


無意識というのがこんなに危険なものだとは知らなかった。

新一の目が開くのがもう少しでも遅ければ、多分、自分は止まらなかったと思う。

新一が目覚めて、今起こっている事体に混乱しながらも抵抗したとしても、止めてやれなかったと、思う。

めちゃくちゃにしてやりたい、と。自分は確かに考えた。

自分の気持ちを伝えないうちから手を出すつもりはなかったのに、と自己嫌悪に陥る。


―― 工藤、変に思ったやろな…


はぁ、と深い溜息を吐くと、ダイニングで新一が降りてくるのを待った。










 











二人で朝食をとり、平次のバイクで大学へと向かう。

少々ぎこちなさはあったけれど、それも時間と共になくなった。


大学に到着すると、今日は幾つか別の講義があったので、平次は新一と別れて自分の教室に入った。

そしてなるべく教壇から一番遠い端の席に座ると、授業の支度もせずに机にうつ伏せた。

新一の前では何ともないような顔を作っていたものの、眠いものはやはり眠いのであって。

と、そんな平次の肩にポンと手が置かれた。


「お〜い服部!何、1限目から寝んのかよ?」

「…向日に…永瀬かい…」


そういえばこの二人は1限目の講義は一緒だった気がするが、そんなことを考えるよりも早く少し上げた顔を再び机に伏せて眠る状態に入る。

と、二人の戸惑ったような声が降ってきた。


「何だよ、服部、すっげぇ寝不足な顔してんぜ?」

「大丈夫かよ?」

「…アカン…ちょい寝る…授業終わったら起こしてや…」


それだけ言い残すと、何か言っているらしい二人を他所に、深い眠りへと落ちていった。










 











「…り……はっと……服部!」

「…ん?」


自分を呼ぶ声に、眠たくて堪らないながらも顔を上げると、永瀬と目が合った。

寝ぼけ眼で教室を見回してみてもほとんど人がいない。講義が終わってもう5分は経っているのだろう。


「もう講義終わっちまったぜ?すっげ熟睡してたな〜」

「あんまり起きねぇもんだから、色男・平次君の顔に落書きしておこうかと思ったぜ!」

「む〜こ〜お〜!?」


向日はやると言ったらやるヤツなので、もしかしたら既に顔に何か書かれているかもしれない。

とりあえず向日の頬をぎぎぎゅーっとひっぱりながら鏡を探そうと辺りを見回すと、やれやれといった感じで永瀬が溜息を吐いた。


「心配すんな。その度にオレが止めてやったから、お前の顔は無事だ」

「さよか」


ホッとしたのも束の間、『でもそれはそれで見てみたかったよな』と言葉が付け足された所為で永瀬への感謝の気持ちは薄らいでしまった。

この二人は本当にいいコンビだと平次はしみじみ思ってしまう。


次の授業はなんだったかと思いながら、欠伸をして立ち上がるも、まだ睡魔がどこかに飛んでくれるということはなさそうだ。


「アカン。まだ全然寝足りへんわ」

「んだよ、昨日は休みじゃん。オールしてたのか?」

「いや…そういうわけとちゃうけど…」


平次が言葉を濁すと、平次の顔を珍しそうにジロジロ見ていた永瀬がふ、と笑って言った。


「ん〜、寝不足もそうだけどさ、何かお前、欲求不満みたいな面してっぜ?」

「っ!?」


ドクン、と図星を差されたことにより心臓が跳ね上がる。


「え、マジ?溜まってんの、お前?」


永瀬の言葉に即食いついてきた向日は、楽しそうにニヤニヤと笑って平次の肩に手を掛けた。


「やかましわ!」

「んだよ、彼女がいるくせに溜めてんじゃねぇよ〜」


そういう話になると興味深々になる向日をゴツッと殴る。


「アホ!お前ら直接すぎるっちゅーねん!ちゅーか、もう美樹とは別れたで」

「え?マジ?」

「へぇ。でもま、今回は結構続いたよな?」

「ん〜、ま、せやな〜」


本当を言うと続けようと思って続いていたわけではないのだが、二人に説明するのも面倒だと思い頷くだけにしておいた。


「ふ〜ん、それじゃ溜まっちまうよなぁ?あ、オンナ紹介してやろうか?お前を紹介しろってオンナはいっぱいいるぜ?」

「いや、ええわ」


即答した平次に向日は眉を顰めた。


「は〜?何でだよ〜?お前だったら一回だけでもいいってやつ、結構いるぜ?」

「そんなん嬉しないわ。ほれ、次お前らD棟やろ?急がなヤバイんちゃう?」


心底嫌そうに言うと、時計を指差して二人に視線を向けた。


「げっ!!ヤベッ!!」

「早く言えよっ!!」


向日と永瀬は自分の荷物を引っつかむと、平次に軽く手を上げて別れを済ませて一目散に走っていった。

二人が完全に去ったのを見届けると、ドッと疲れが出てきて、大きな溜息を吐いた。


『何かお前、欲求不満みたいな面してっぜ?』


―― オレ、そないに解りやすかったやろか…


永瀬が多少目ざといとは言え、自分の欲望を見破られてしまったのだ。少々落ち込む。

欲求不満なのは、本当。

抱きたいと自分の中のオスが荒れ狂っているのも、本当。

でも、オンナを紹介してもらいたくないと思ったのも本当だ。


新一を好きだと自覚してしまった今、他の女なんかじゃ相手にならないとさえ思ってしまう。


新一しか、欲しくはない。



あの意思の強い瞳を快感の涙で濡らして。



思考さえもドロドロに溶かすぐらい、イかせてやって。



何も解らなくなるくらい、自分を奥深くまで刻み付けてやりたい。



自分だけに、狂ってしまえばいいとさえ思ってしまう。





そして…。






新一の心が理解するまで…何度も何度も…愛していると自分の想いを囁き続けてやりたい。










 











大学の講義も終わり、バイクの駐輪場で新一が来るのを待っていた平次の耳に、待ち人の声が響いた。


「服部!」


声のした方に視線を送ると、何やら神妙な顔をした新一と視線が合った。


「どないしてん、工藤?」

「…聞いたぞ」

「ん?何をや?」


新一が言おうとしていることが本当に解らなくて首をかしげる。

新一は少し視線をさ迷わせて言いにくそうにした後、覚悟を決めたように言葉を紡いだ。


「…橘さんと、別れたんだってな…?」


それを聞いてようやく新一の固い表情の意味が解った。

謎が解けたことにホッと胸を撫で下ろし、微笑む。


「ああ、せやで。ホンマ向日からの情報は早いなぁ」


本当は今日全部新一に伝えるつもりで居たから、あえて美樹と別れてもすぐに新一に報告しなかった。

全部、全部正直に伝えようと、決めていたから。

自分がどうして美樹と別れることになったのか。


自分の気持ちも、全部。


新一のことが好きで好きで堪らないことも。



「フッた、のか?」

「…いや、フラれたっちゅー方が正しいなぁ」


確かに付き合えないと言ったのは平次のほうだけれど。

不安にさせて、美樹にあそこまで言わせてしまって。

多分美樹には自分の答えを見抜かれていたのだろうと思うと、フッたというよりフラれたという方がしっくりくる。


「大丈夫なのか、お前?」


恐る恐る平次を覗うようにそう尋ねてくる新一に首をかしげる。


「は?何がや?」


すると新一はバツが悪そうな顔をして言い淀んでいる。


「あ、いや、その…」


何か言いにくいことなのだろうということは新一の態度でよく解るので、平次は瞬時に頭を働かせて推理してみる。

彼女と別れた事を知って。フラれたと言った後に言われた、大丈夫か、という言葉。

すぐにピンときたことを言ってみる。


「美樹と別れることになって俺が落ち込んでる思うとんのか?」

「っ…」


―― 当たりやな…


動揺しているのが丸解りの新一を見てプッと噴出すと、新一も平次にはバレていることが解ったのだろう、隠すことなく頷いた。


「だって、お前にしては長く続いてたし、橘さんのこと気に入ってたみたいだったし…」


それは、正解。気にいってはいた。が、だからイコール好きだというわけではない。

そのことをどうやって伝えようか考えていると、新一は言葉をまくし立てた。


「とにかく、飲みたいっつーんなら、俺、付き合うからな?」


どうやら新一は一生懸命平次を励まそうとしてくれているらしい。

心配は嬉しい。嬉しいのだけれど。

好きな人に彼女と別れたことを心配されるのは本当に複雑な心境だ。


―― 俺のことどうとも思ってへん証拠やん…


心の中で呟いた自分の台詞に落ち込む。


本当の事を言うと、美樹と思いのほか長く続けてこれたのは、別れる機会がなかったからにすぎない。

ただ単に、美樹と会っている時間がなかっただけのこと。別れ話をする時間さえも、ないほどに。

付き合い始めた頃はちょくちょく会ってはいたのだけれど、新一が気になり始めてからは、何かと理由をつけて、顔を見ることすら満足にしてやらなかった。

正直酷いと思わないでもないが、彼女と別れることなど、平次の念頭にすらなかった。


ただただ新一のことを考え、想い、見ていた。


新一を好きなのだと理解した今なら、以前の自分の行動全てに納得できる。


―― 何で気ぃつかへんかったんやろ、俺…アホやん…


西の名探偵ともあろう自分がこんなことさえも解らないなんて。『恋は盲目』と言った先人の言葉に、なるほど、上手い言葉を残したものだと酷く納得した。

気を取り直してふっと笑うと、新一にメットを渡してバイクの後ろを指差して乗るように促した。


「とりあえず、俺のマンション行こうや?ちょお話したいことあんねん」

「へ?…あぁ、愚痴なら聞くし!」


―― 全然ちゃうねんけど…


思わず心の中でツッコんでしまった自分に苦笑すると、平次は新一が後に乗ったことを確認してバイクを走らせた。



この想いを。




伝えるために。










 











平次のマンションに付くと、とりあえずいつものようにコーヒーを淹れてやる。

リビングで待っている新一はどこかそわそわとして落ち着かない様子だ。

多分、どうやって平次を元気付けようか考えているのだろう。


―― ホンマ、可愛ぇやっちゃな


そう心がホワンと暖かくなる一方、自分の想いを伝えることを思うと緊張して指先が冷たくなってきた。

大きく息を吸って、ゆっくりと吐き出す。

それでもやっぱり緊張は解けなくて。少し手が震えている。



絶対、叶うことのない恋。

けれど引き返すには 遅すぎて。


フラれるのは、覚悟の上。けれどそれで諦めてなんかやらない。

自分が年老いて死ぬまでに、自分のことを好きになってもらうよう努力する。


自分はきっと、ずっと、一生新一のことが好きだから、待てる。


辛いことは、あるだろうけれど…。



そこで、ふと、美樹を思い出した。多分、彼女も同じ気持ちだったのだろう。

傍に居て。

自分がそこに居ることを、知ってもらって。

いつか、で、いい。



いつか……受け入れてもらえたら……と……。



もう一度深呼吸を繰り返すと、覚悟を決めたように前を見据え、コーヒーを持って新一の元へと持っていく。


「あ、サンキュ」

「ん♪」


新一にコップを渡して隣に腰掛ける。

出来るだけ、普通に。

ここで全ての関係を壊してしまわぬよう。

これからも、傍に居られるよう。


新一は平次が入れたコーヒーをちびちびと飲んでいる。

何も言ってこないのは、平次から何か言うのを待っているのだろう。


「なぁ、工藤。俺が美樹と別れてめっちゃ落ち込んでる思うとるみたいやけど、それ、全然ちゃうからな?」


そう言うと、新一は目を見開いてポカンとした顔をした。


「あ?え?…そうなのか?」


何だか納得してないようなので、言葉を付け足してやる。


「美樹とはちゃんとケリつけとるし、後悔もしとらん」


キッパリと言い切ったのだが、どういう訳か新一の表情はまだ固い。

何だか複雑そうに平次を見ている。


「…じゃ、何でお前、んな変な顔してんだよ?」


一瞬、返事に困ってしまう。


「……変な顔て…工藤…」


自分の言葉が悪いように平次に伝わったことが解った新一は慌ててフォローするようにまくし立てた。


「あ、悪ぃ!違う、そういう意味じゃなくて!何つーか、落ち込んでるっつーか緊張してるっつーか…お前、何かおかしいから…って、だから、そういう意味のおかしいじゃなくてっ!!…えっと、そう、色々悩んでそうだったから…!」


焦ったように言う新一に、平次は思わず噴出してしまった。


―― もう、ホンマ、勘弁してぇや!可愛ぇっちゅーねん!


さっきまで緊張で指先が震えていたのに、新一は本当に何気ないことで一瞬にして自分の心を暖かくしてしまった。

本当に。心から。自分は新一のことが好きなのだと、改めて想う。


「お、おい?服部?」

「あ、あぁ、す、スマンスマン」


困惑気味の新一に笑いを必死に押し殺す。


「話したいことがある、言うたやろ?否、言いたいこと、の方が正しいかもしれへん」

「あぁ、うん。で、何?」


緊張感のカケラもない問いにクスッと笑うと、新一に向き直る。


「俺なぁ…好きな奴おんねん…」

「っ…え…?」


ズキン、と痛みが新一の心臓に走る。


―― …好…きな……ヤツ…?


自分の鼓動が自分のモノではないように速く大きく頭に響く。


「気ぃ付いたんは最近やけどな…ホンマはずっと前から好きやってん…」


ハッと我に返ると、新一は愛しそうにそう語る平次の横顔を見た。


―― …とうとう…このときが、来ちまった…な…


けれど。

その好きなやつと平次が上手くいけば、自分は心置きなく平次を残していける。

たとえ…今、自分がこんなにも、呼吸をするのでさえ苦しくても…もう平次は大丈夫なのだからと。


そう、思った。


「俺にはそいつが必要やし、傍におりたい…一生、一緒に生きていきたいねん…」


頭が鈍器で殴られたように、ガンガンする。

平次にそこまで言わせてしまう『誰か』が本当に羨ましくて……少しだけ、憎い。


「…だ、誰…?」



恐る恐る尋ねてくる新一の声に、平次は新一に視線を戻すと真剣な顔でゆっくりと言葉を紡いだ。





想いの全てを。






この、一言に込めて。










「…お前や…工藤…」















やっっっっとここまできましたっvv
次でようやくラストですっvvvv
パソコンが壊れてデータがとんだ時には『DEEP LOVE』を完結するのは諦めかけましたが、何とかなりそうですvv
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